技能連携校について

技能連携校とは?

技能連携校であるアイエス学園の外観

2018.11.11記事UP
2018.12.30記事UP

アイエス学園高等部には、技能連携校にあたるコースもございます。 そこで、技能連携校についての解説や、通信制高校・サポート校との違い、アイエス学園の立ち位置について解説いたします。

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技能連携校と技能連携制度
授業・単位について
通信制高校との違い
サポート校との違い
アイエス学園の立ち位置は?

約7分半で読めます 「すぐ結論が知りたい!」という方は「3行要約」をご覧ください

技能連携校とは?

技能連携校と技能連携制度

技能連携校の事や通信制高校との違いを説明するうえで、まずは技能連携制度から解説いたします。
技能連携制度とは、通信制や定時制の高校に在学する生徒が、都道府県教育委員会が指定する技能教育施設で教育を受けた場合、その施設での学習を高校卒業に必要な単位として換算する制度です。
この制度は、学校教育法第55条で定められています。

技能連携校とは、通信制や定時制の高校に在学する生徒が、技能連携制度に則って専門的な技術を学ぶ学校なのです。

授業・単位について

通信制高校と技能連携校の両方に通うことによって、通信制高校で普通科科目、技能連携校では専門科目を学ぶことができます。
専門科目には、工業科目・社会科目・商業科目・家政科目などがあります。

技能連携校で受けた授業の単位(テスト・レポートの結果)やスクーリングは連携先の通信制高校の単位に換算されます※。
このため、2つの学校に通っていても生徒の負担は大きくならないのです。

※ 技能連携科目の単位修得は高校卒業に必要な単位の半分以下まで換算可能です。

様々な施設との違い

通信制高校との違い

技能連携校は通信制高校と同時に籍を置く、すなわち異なる施設ですので、制度などにおいても様々な違いがございます。
大きな違いの一つは、高卒資格の有無です。

技能連携校は通信制高校と異なり「高等学校」ではないため、技能連携校のみ卒業しても高卒資格を取得することができません。
通い方にも違いがございます。

技能連携校は、通学の必要が少ない通信制高校とは異なり、全日制(平日週5日登校)を取り入れています※。
技能連携校は、単体で卒業しても高卒資格が取得できない点・全日制である点で通信制高校と異なります。
このため、技能連携校生の学習スタイルは「技能連携校に通って専門知識を学びつつ、合間に通信制高校の授業を受ける」という形になります。

※ 生徒が毎日通えることができるようフォローしている学校もあります。
例えば、学生のペースに合わせて時間割を調整し、朝の登校を遅めにするなどの取り組みがあります。

サポート校との違い

技能連携校と同じく通信制高校と同時に籍を置く(ダブルスクール)ための施設に、サポート校があります。
そのサポート校との違いも紹介します。

まず一つは単位換算の有無です。
技能連携校は、サポート校と異なり地方公共団体から指定を受けているため、校内での授業を単位に換算することができます。
もう一つは受けられる授業の内容の違いです。

技能連携校では、通信制高校の学業や更なる学習※を支援するサポート校と異なり、特定の専門技術について学びます。
技能連携校とサポート校では、可能なことが異なります。サポート校の詳細は、該当するコラムをご覧ください。

※ 進学のための勉強から専門技術まで、学校によって学べることが異なります。

アイエス学園の立ち位置は?

アイエス学園では、高等部(一般教養科)が技能連携校にあたります。

このコースでは、通信制高校「RITA学園高等学校」の商業科目による技能連携生として、高卒資格の取得を目指しつつ様々なスキルを身につけていきます。

普通科の授業で国語・数学を学びつつ、商業科目で簿記や情報処理などビジネスに役立つ技術を身につけることができます。
不登校の方にもオススメできる点として、授業と登校時間に関するフォローがあります。
授業としては、「コミュニケ―ショントレーニング」など社会的なスキルをはぐくむものを用意しております。
時間割としては、朝が苦手な方も通えるように、9時半から授業を開始しております。

コースの詳細は、高等部(一般教養科)の紹介ページをご覧ください。

要約

・技能連携校は、都道府県から指定を受け、通信制・定時制高校の単位として換算できる技術教育を行う。
・技能連携校は、通信制高校そのものやサポート校とは、授業履修で得られるものが異なる。
・アイエス学園高等部の一般教養科は、通信制高校「RITA学園高等学校」の技能連携校にあたる。