2018.11.22記事UP
大学などへの入学や就職のために役立つ資格である「高卒資格」と「高認試験資格」。
この2つには、「できる事の幅」という点で異なる部分があります。ここでは、それぞれがどんな資格でどのように違うのかを解説いたします。
約5分で読めます 「すぐ結論が知りたい!」という方は「3行要約」をご覧ください
高卒資格とは、高校を卒業した人に与えられる資格です。
定時制または通信制の高校に通い、法令で決められた卒業条件※1など※2を満たすことで獲得できます。
高卒資格を獲得すると、大学・短大・専門学校の受験資格が獲得できるほか、就職・資格試験に活用できます。また、履歴書には「高校を卒業した」と書くことができます。
※1 全日制なら3年・通信制なら3年以上在籍し、高等学校学習指導要領の定める74単位以上を修得すること。
※2 通信制ではホームルーム活動やクラブ活動など特別活動で30時間以上出席する必要があります。
高認試験資格とは、「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」に合格した人に与えられる資格です。
「高等学校卒業程度認定試験」とは、高等学校を卒業できなかった人を対象に、高等学校を卒業した人と同等以上の学力があるかを審査するための試験で、年度の中ごろに1~2回行われます。
この試験に合格することで、高卒資格と同じく上級学校入学のための受験資格が獲得でき、就職・資格試験※にも役立ちます。
しかし、履歴書上に「高校を卒業した」と書くことはできません。
※ 国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)や小学校教員資格認定試験など。
高卒資格と高認試験資格を比べた時、最も大きな違いは履歴書上に「高校を卒業した」と書けるか否かです。
「高校を卒業した」という資格と「高等学校卒業程度認定試験に合格した」という資格では、前者の方ができることが多くなります。
つまり、高卒資格の方ができる事の範囲が広い、ともいえます。
アイエス学園高等部で単位を取得すれば、高卒資格を取得することができます。
コースは通信制の個別指導科と全日制の一般教養科を用意しており、途中でコースを変更することも可能です。
このため、ご自身のペースに合わせて高卒資格取得への道のりを歩むことができるのです。
さらに、それぞれのコースでは生徒のできること、つまり将来の可能性を広げるために様々な取り組みが行われています。
詳細は「高等部(個別指導科)」と「高等部(一般教養科)」のページをご覧ください。
・高卒資格は、高校を卒業すれば取得できる。所持していると履歴書に「高校を卒業した」と書ける。
・高認試験資格は「高等学校卒業程度認定試験」に合格すれば取得できる。所持していても高卒にはカウントされない。
・高卒資格の方ができる事の幅が広い。アイエス学園では、高卒資格を取得可能。
資料
https://www.n-gaku.jp/sch/qualification/
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo1/002/gijiroku/04040902/003.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/old-cs/1322574.htm
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/__icsFiles/afieldfile/2017/04/05/1334943_01.pdf