アイエス学園の取り組み

アイエス学園は生徒ひとりひとりと向き合い、個性を尊重し、時には生徒から学んだりと、関わる全ての人が生涯にかけて、お互いの良心に基づき成長していく「共育」の場を目指しています。その中で、自分を顧み、自分を大切にしながら、相手を思いやる、学園生活を通じて「利他の心」を育む取り組みをしています。

オリジナル授業「RITA育」について

2019年度は、「ハインツのジレンマ」について考えるなどの授業を行いました。
妻の病気を治す薬代が集まらないハインツが窃盗をしてお金を集めたことに対して
どのように考えるのかを、みんなで話し合いました。




また、2020年度は、SDGsについての勉強を通して、他人のことを思いやるのには、
具体的にどうすればいいのかを考える試みなども行っています。
そのなかの一つの授業、「SDGsすごろく」の写真です。





利他の心とは


​人間は、誰もが相手を思いやる心を持っています。
しかし、それとは別に自分さえよければいい、と自身の利益を優先する心も、また持っています。

相手を思いやる心をただ一方的に教えるだけでは、
押し付けになってしまい、本当の思いやりというものは生まれません。

そうではなく、一人ひとりが率先して他人を思いやる行動をすることで、
皆が、本当に相手を思いやるとはこういうことなんだ、と感じて、理解していく。

そんな学校になれるよう、先生たちもただ教えるだけでなく生徒から学び、
生徒たちもただ教わるだけでなく実践しながら、
相手を思いやるとはどういうことなのか、「利他の心」をもつとはどういうことなのか、
共に学んでいきたいと考えています。